職場での飲み会を「時間外にまで刈り出されて、昼間と同じ顔触れでお酒を飲むなんて」とネガティブに捉えている人が昨今は多いようです。しかし、昼間とは違った面が意外な人から出るのが飲み会の興味深いところ。
まして職場に気になる相手、好きなタイプの人がいるとしたら、そんな相手に、ある意味大胆に近づける飲み会は、絶好のチャンスではないでしょうか。飲み会での好きな人への接し方と、相手の様々な反応からお互いがどう思っているかについてまとめてみました。職場に気になる相手がいるあなたの、良き参考となりますように。
目次
職場の飲み会で好きな人に接近
都内のはずれ、埼玉県境にある大手メーカーで経理として勤務している20代後半の男性社員は、自分が所属する総務経理部に入社してきた4人の女子の中に、好みのタイプの女子を見つけました。ハキハキしゃべる割に仕草が落ち着いていて、悪くいえば少し天然な感じと口を開けての大声での笑い方が気に入りました。
全社での新入社員歓迎会に続き、総務経理部の歓迎会を催すことになりました。同部へは先の女子4人に男子2人の計6人が配属されました。彼らを歓迎する形での総勢30人という飲み会は、週末を前にした金曜と決まりました。そんなシチュエーションでの職場の飲み会で好きな人へのアプローチ法と反応から分かる心理を記しました。
好きな人の近くへ座れるよう画策
新入社員歓迎会だけに、新入社員の席は決まっているものの、既存社員は、気の合う仲間たちと一緒に座りました。しかし、会が進むうち、よほどの無精者か飲み会が嫌いという人物でない限り、最初に座った席から移動して、先輩か後輩かを問わず、話の合う社員や話をしたい聞きたいのところへ行ってしまうものです。
気に入っていると話に乗ってくる
飲み会の席に気に入った女子がいるとなれば当然、近くへ行って話をすることになります。とはいえ、ただ近くに行って酌をして、あるいは酌をされておしまい、とならないよう、相手が乗ってくるような話のキッカケを用意しておきます。住んでいるところや通勤方法などは無難な質問でしょう。
個人的な事柄は予め入手しておくのも手
少なくとも数カ月は同じ職場にいるのですから、口さがない社員からの新入社員情報が入ってきているに違いありません。つまり、飲み会前には居住地や通勤、卒業校といったほかにも、やや突っ込んで趣味や好きな対象、そして一番重要な彼氏はいるのか、といった個人的な情報を「うわさ」として入手しておいていいかもしれません。
相手もこちらのことを憎からず思っているのであれば、話題に乗ってくるはずです。
そうなったら、休日は何をしているか、とか趣味や好きな対象といった、ややプライベートなことを尋ねてみます。こうした話になれば、あとは流れに任せて話を進めていけばいいのです。
自分を必要以上によく見せようとすると…
共通の話題で話が弾み始めたら、いくつか注意することがあります。それは、自分を必要以上に良く大きく見せようと、話を誇張しないことです。相手の性格にもよるでしょうが、最初の出会いの時のことを、こちらが思っている以上に相手は覚えているものです。
初デートまで発展したころに誇張がバレる事態になると、それでおしまい、ということになりかねません。単なる遊びのつもりで、という男性であれば尚更です。情報があふれている現代だけに、よほどの初心な女性でなければ、こちらの本心は見抜かれていると考えるべきです。
女性は飲み会での接近をどう思うのか
ここまでは男性の目線で進めてきましたが、相手の女性はどう思って、どんな行動をとるのでしょうか。飲み会の時に好きな男性に対してとる行動や仕草、表情などについて、女性のとるやり方をまとめてみます。ただし、一般論ですので、すべてが当てはまるわけではないことを承知しておいてください。
気になる相手とは目を合わせてくる
まず、気になる相手とは目を合わせようとします。相手が気になっていれば当然といえる行動でしょう。次いで、飲み会の場合は、男性同様近くの席に座ろうとします。お酌をして回る女性がいますが、これは八方美人的な行動ながら、よく見ると気に入った相手には時間をかけて話ながら酌をしていることが分かります。
酔った勢いに任せるように腕などにタッチ
次は、体のどこか、たとえば腕や肩などに優しい感じで触れてきます。飲み会の場合、席を離れて酌などをし始めると相手に触れやすくなるので、すぐに分かります。時間の経過で酔ってバランスを崩した風を装うという手の込んだ触れ方をするかもしれません。まれに本当に酔っていることもありので見極めが必要です。
アルコールのせいで興奮し高い声で話す
酌に来た女性の場合も、気に入った男性がいれば、そこで酌回りを止めてしまい、長いこと話し込むことでしょう。そんな時、女性の体は好きな人の方へ向いており、声のトーンもアルコールのせいで興奮していることもあって、普段より少し高くなることを覚えておきましょう。
以上、男女それぞれの例をあげてきましたが、新入社員歓迎会といった社員同士での親睦を深める目的の飲み会では、他者の目があるうえお互いを知らないという時期なので、表だった行動は控えています。初期段階の好きな相手への行動を以下に箇条書きでまとめてみましたので、ご参考ください。
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相手と目を合わせようとするとともに、相手を見ることが多くなる。
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隣の席など、近くへ座ろうとするとともに酌に来て長いこと居すわる。
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体を相手に正対して話をしようとする。
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会話中にプライベートの話が自然な流れで質問や回答にまじりだす。
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声のトーンが高くなり、共通の話題で盛り上がる。
いかがでしたでしょうか。大手メーカーの経理の男性社員は、上記の方法で好きな女性新入社員に歓迎会でうまく話をしてアプローチに成功したようです。その後も順調に付き合いを進めていることを祈ります。