大人数での飲み会では、シーンや会に応じて余興やネタが様々あります。結婚式には結婚式に。企業パーティでは企業パーティにあった余興やネタというものがあります。
その宴会にあった余興でなければ、一生懸命練習を重ねた余興といった場合、練習時間もそれにかかる費用もまったくのムダになってしまいますし、宴会もしらけてしまう結果になってしまします。
そういった事にならない様に、その会やパーティにあった余興を紹介し、それぞれに応じたネタを紹介いたします。
結婚式の場合
結婚式では老若男女、様々な世代の方たちが出席しています。よく余興を頼まれるのは新郎の友人たちや新婦の友人たちといったところでしょう。この場合気を付けておきたいのは、自分たちだけが楽しんでしまう余興はつまらないという事です。結婚式では新郎新婦の親戚の方や会社の上司の方といった年配の方達もたくさん参加しているという事を忘れてはいけません。
そして品のないものも良くありません。特に新郎側に多い傾向なのですが、品のない余興やネタですと不快になる人もいますし、新郎がどういった人たちと友人なのかと、新郎の評価を下げてしまう事にもなりかねません。
あまりハメを外さずに会場が盛り上がる様に、なおかつ出席した全員が暖かく安心して楽しめるような余興にしなければなりません。
余興1:歌やダンス
定番ではありますが、歌やダンスといったものはやり方次第では盛り上がる余興の一つといえます。たとえば、昔流行った歌をアレンジして歌ったり踊ったりするのも良いですし、新郎新婦の事を取り入れた歌詞で替え歌にするのも良いでしょう。
歌やダンスというのは新しいものよりは、実は誰でも知っているもの方が会場が盛り上がります。自分たちが楽しむのではなく、楽しんでもらう事を意識して行うことが大切です。
余興2:全員参加型のゲーム
これも定番の一つですが盛り上がります。クイズやゲームといったものも変に凝ったものではなく、小さな子供からお年寄りの方までもわかりやすく、参加もしやすいものが良いでしょう。むずかしいゲームやクイズでは説明する方も大変です。
ゲームやクイズの内容も新郎新婦にまつわるものにするなど、会場も暖かい雰囲気に包まれるようなものが良いでしょう。MCの方も恥ずかしがらずに務めることも重要です。
余興3:ビデオ映像を作成したもの
余興として事前に制作した映像を流す余興ムービーがあります。たくさんの人前で歌を唄ったり踊ったりするのが苦手な人にはぴったり余興です。衣装や舞台など、会場ではできないようなことも映像ではできますし、より趣向を凝らした内容のものもできます。
出演者の人数が多いと、都合や撮影の日時を合わせるのが大変ですし、編集作業も行わなければなりませんので、時間に余裕をもって撮影しましょう。
会社の宴会・飲み会の場合
会社の宴会・飲み会で余興やネタを求められるときは、忘年会や新年会といった、社内の人間だけでの宴会が多いでしょう。「今夜は無礼講だ」と上司の方々は言うかもしれませんが、あまりハメを外したものや、大騒ぎするようなものは控えた方が良いでしょう。無礼講だからといって、何でも許される事はありません。
また、お酒の席での失敗というのは以外にも今後のキャリアにも影響する事がありますので、社長から新入社員までどんな世代でも楽しめるわかりやすい内容にする事を心がけましょう。
余興1:ビンゴゲーム
定番ですがビンゴゲームは社内での宴会では盛り上がります。ビンゴカードも100均などで手軽に手に入りますし、ビンゴマシンも無料のスマホアプリなどもありますので、準備も簡単でお手軽です。では、ビンゴゲームで盛り上げる為に一番必要なことは?それは商品を何にするかという事です。
重い物やなま物を景品に選ぶと、当選した方はその後の持ち運びに大変苦労します。ですので賞品は商品券や宝くじといったようなものがベストです。また全員に参加賞(飴でもガムでも手軽なもの)を渡せるように準備しておきましょう。
余興2:ものまね芸
今はやりの芸能人や芸人をそのまま丸パクリ。ここでは“誰でも知っている”という事が大切です。たとえものまね自体が似ていなくとも、衣装や小物などを似せてすれば誰のものまねしているかわかりますので大丈夫です。コツとしては恥ずかしがってやらない事です。
また、芸能人や芸人でなくとも、会社内の特徴のある人や上司のものまね、口癖などもウケるでしょう。この場合には人選を十分に行って、あまり失礼のないようにしましょう。
余興3:社内クイズ大会
余興を行うくらいの宴会・飲み会の場合はほとんどが関係者ですので、社内でしかわからない事をクイズ形式にするのも良いでしょう。例えば「〇〇〇というのは当社では何という意味か?」や「〇〇〇事業を始めて今年で何年?」といった内容であれば、新入社員なども会社を知る良い機会となります。また役員や重役などにあらかじめ取材と許可を頂いて、社内の情報やプライベートなことをクイズにしたりすれば、上役と一般社員の距離感も少しですが縮めることもできるでしょう。
今回は結婚式と会社関係の宴会を紹介しましたが、宴会の余興やネタは“みんなを楽しませる”という事を心がけて行えば、どんなことをしても盛り上がります。
演奏でも歌でもどんな名曲だろうとも、ただ淡々と弾いたり歌ったりしても、出席者の耳にはただのBGMでしかありません。
宴会での余興やネタは自己満足で終わるのではなく、出席を巻き込んでやれば必ず盛り上がります。参加者に楽しかったといわれる宴会を目指しましょう。