新入社員や部署異動となる社員にとって、会社や部の方々の前での挨拶はとても緊張しますよね。どんなビジネスパーソンでも大人数の前でのスピーチは、同じように緊張します。
そしてそれは、新人だけでなく迎える側も同じです。お互いに緊張でガチガチに固い挨拶やスピーチになってしまうことが予想されます。とはいえ、できれば和やかな雰囲気の中で歓迎会を進めていきたいですよね。
そこで今回は、覚えておきたい挨拶やスピーチの例文を紹介いたします。新人側と迎える側に分けてご紹介しますので、当てはまる方をチェックしてみてください。これから紹介する例文を参考に、歓迎会での挨拶を成功させましょう!
目次
歓迎会での新人による挨拶のポイント
まずは、歓迎会における新人の挨拶について紹介していきます。新人という立場から、歓迎会はとても緊張する場だと思います。しかし、歓迎会はあなたを覚えてもらう絶好のチャンスでもあります。これから仕事をしやすくするためにも、あなたの印象をバッチリと残す挨拶をしましょう。とはいえ、自分のアピールを長々してしまうのはNGなので、要注意です。
では、歓迎会で新人が挨拶をする場合の重要なポイントを確認しておきましょう。
- 歓迎会を開いてもらったことへのお礼
- 簡潔な自己紹介(氏名、出身地など)
- 前職場の仕事について述べる
- 今後の抱負や決意
- 最後に一言
この5つのポイントをおさえて、歓迎会の挨拶を考えましょう!では、それぞれのポイントについて詳しく紹介していきますので、ご確認ください。
歓迎会を開いてもらったことへのお礼
なによりもまず、歓迎会を開催してもらったことへのお礼を伝えることが大切です。わざわざ歓迎会を開いてもらったこと、そして忙しい中集まってもらったことへの感謝を述べましょう。歓迎会への謝辞から始めることで、その後の自己紹介をスムーズに進めることができるはず!
簡潔な自己紹介
新入社員にとって、自分について早く理解してもらうことが一番大切!名前を伝えるだけでは足りません。出身地や趣味、特技を言うことで、共通点がある人が話しかけてくれる可能性もありますよね。とはいえ、たくさんのことを話してしまうとまとまりが亡くなってしまいます。簡潔にまとめておきましょう。
前職場の仕事について述べる
新社会人ではなく、異動してきた方が挨拶する場合は、前に勤めていた職場、部署で行なってきた仕事についても述べておきましょう。「こんなことができる」というアピールにもなりますよ。自分が今まで関わってきたこと、活動してきたこと、経験したこともしっかりと伝えておきましょう。
今後の抱負や決意
今後の意気込みもしっかりと述べましょう。「早く仕事に慣れるようにする」「会社に貢献できるようにする」など、しっかりと伝えておいてくださいね。
最後に一言
歓迎会で迎えられる側の挨拶の最後は、どんな風に締めればいいのか迷ってしまうかもしれません。しかし、簡潔に「よろしくお願いします」で問題ありません。「ご指導のほど、よろしくお願いします」などで締めてください。
歓迎会での新人による挨拶の例文
では、続いて歓迎会で迎えられる側の挨拶の例文を新入社員と異動・中途採用の方に分けて紹介していきます。紹介する例文を自分なりにアレンジしてくださいね。
新入社員・新人の挨拶の場合
「4月1日付けで▲▲部へと配属になりました〇〇〇〇です。
本日は私(たち)のためにこのような会を開いて頂き、誠にありがとうございます。
私は鹿児島県出身で、東京で生活するのは初めとなりますが、流石は大都会、美味しいものが沢山ありランチで何を食べようかと楽しみにしております。
業務に差し支えが出ないように気をつけたいと思っていますが、食べ物の誘惑が多くて困っております。
美味しい食事とお酒が大好きですので、飲み会など催される際には声をかけて下さると嬉しいです。
慣れない仕事でご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、やる気だけは人一倍ありますので、一日も早く仕事を覚えられるように頑張っていきます。
今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。」
異動・中途入社社員の場合
「ただいまご紹介に預かりました〇〇〇〇です。
本日は私のためにこのような会を開いて頂き、誠にありがとうございます。
私は先日まで畑違いの○○○部に席を置いておりました。
今回の異動は、人と触れあう仕事がしたくて勉強し始めた○○の資格取得をきっかけに、人事部の方へ自ら願い出たものです。
上司より、「自分が望む仕事をしてこそ真価を発揮する」との言葉をお聞きした時、決意を固めた次第です。
新しい仕事に関しては一からの新人として、しっかりと取り組んでいきたいと思います。
一日も早く仕事に慣れ、皆さんのお役に立てるよう頑張ります。
どうか皆さま、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします。」
新人の場合、異動した場合に分けて例文を紹介してみました。自分のアピールポイントなどを盛り込んで、挨拶をしてみてくださいね。
歓迎会で迎える側の挨拶のポイント
先輩社員の立場で、新人を迎える際にする挨拶についてもご紹介していきます。歓迎会の場合、迎えられる側はとても緊張しています。そんな時に、不安に思ってしまうようなことを言う、雰囲気を作ることは避けたいですよね。
挨拶をするときも、常に和やかな雰囲気を作るように心がけておきましょう。「あなたを歓迎していますよ」という気持ちを込めて、挨拶をしてくださいね。
では、迎える側からの挨拶で重要なポイントを紹介します。迎える側の挨拶で入れるべきことは4つ!しっかりと確認しておきましょう。
- お祝いの挨拶
- 自己紹介(カットもあり)
- 心得など伝えておきたいこと
- 歓迎と激励の挨拶
それぞれのポイントを詳しくみていきましょう。
お祝いの挨拶
初めに主賓(新入社員や中途社員)に対し、お祝いの言葉を述べます。この時、新たに入社する社員を気持ちよく迎え入れたいので、ゆっくりとした口調で話すのがポイント!また、新人が1人ではない場合でも、1人1人名前を呼ぶことで丁寧な挨拶になりますよ。
自己紹介
挨拶をするあなたのことも伝えておきましょう。新人は、あなたが誰なのかわからないという場合もありますよね。しかし、既に一緒に働いている期間がある、歓迎会の主賓があなたことを確実に知っている場合は、自己紹介はカットしてもいいかもしれません。
心得など伝えておきたいこと
仕事をするうえでの心得などを伝えておきましょう。とはいえ、新入社員が不安な思いをするようなことを言うのは、ここでは避けましょう。また、「わからないことがあれば相談してください」「一緒に頑張りましょう」と言うことで、あなたが新人に新味に寄り添う気持ちがあるということが伝わるはずです。
歓迎と激励の挨拶
最後に、改めて歓迎すること、お祝いすることを示し、挨拶を結びましょう。
歓迎会で迎える側の挨拶の例文
ここからは、歓迎会で迎える側の挨拶の例文を紹介していきます。ここでも、新入社員の場合と異動・中途採用の場合に分けて紹介していきますので、みていきましょう。
新入社員・新人への挨拶
「新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。
皆さんを新しい仲間としてお迎えすることができ、本当に嬉しく思っています。
バイタリティーとパワーに溢れている皆さんなら、仕事ですぐに活躍できると思います。
しかし、春から社会人生活を始めた皆さんにとって、初めての仕事には不安もあるかと思います。
職場では覚えることも多くあり、分からない事もこれから沢山出てくるかもしれません。
時には仕事が難しく感じる場面もあるかもしれませんが、私も含めこの場にいる先輩たちも、そういう経験を経て今ここにいます。
初めは分からなくても大丈夫です。遠慮なく先輩たちに訊いて、どんどん学んでいってください。
皆さんの活躍を心より期待しています。」
途中、自分たちの会社や部署の説明も盛り込みつつ、あまり長くならないように挨拶をまとめている例です。あくまで主役は新人です。その方たちが楽しく過ごせるように、堅苦しい話はしないのが無難でしょう。
異動・中途入社社員への挨拶
「〇〇さん、ようこそ株式会社○○へお越しくださいました。
〇〇さんと同じ部署で◆◆(役職など)をさせていただいている△△と申します。
部署の仲間からは「△△さん」と呼ばれていますので、よければそう呼んでください。
前職では◆◆をされていたと伺いました。ぜひ、その経験を部署内でも発揮していただき、我々にもご指導をお願いできればと思います。また、この部署は温かい人ばかりです。わからないことがあれば、なんでも聞いてくださいね。
〇〇さんと一緒に仕事ができることを楽しみにしています。」
まとめ
歓迎会での挨拶について、新人側、そして迎え入れる側に分けてポイントと例文をご紹介してきました。ここで紹介してきた例文をそのまま使うのではなく、自分なりにアレンジしてみてください。
そして、新人を迎える側は優しく受け入れる姿勢を示すことが大切。また、受け入れられる方は腰を低くし、謙虚な姿勢を見せることが重要でしょう。
迎えられる側は、歓迎会での挨拶は自分のアピールできる場でもあります。これから仕事がしやすくなるように、しっかりと挨拶をしておきましょう!
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