宴会や飲み会などで「これをやれば絶対盛り上がる」ネタや「このネタはあんまりウケない」というのがあります。宴会部長さんや幹事さんによく任される方たちは、いわゆる“鉄板ネタ”を一つや二つ、いや三つ以上は持っている事でしょう。
飲み会では様々な余興やネタがありますが、基本的にはどんな余興やネタでもウケると断言できます。ウケないのは余興やネタのせいではなく、あなた自身の問題という事を肝に銘じておくべきです。
近い将来に自分も宴会の幹事や宴会部長になりたいと思っている人や、頼まれたのだけれども一体どんなことをしたらいいかわからない宴会初心者の方に、是非とも心に留めておいてもらいたい事をいくつか紹介します。これさえ守ればあなたも立派な幹事さん、宴会部長さんに就任できること間違いありません。
目次
飲み会ネタをやるときに誰を盛り上げたいかを考える
一番初めに考える事は、誰を盛り上げるのか?という事です。宴会の余興やネタをやるにあたってはキチンと目標を定める事です。
会に出席した全員なのか?主賓や来賓なのか?新入社員なのか?ベテラン社員か?新郎なのか新婦なのかといった様に、その宴会の誰を喜ばせたいのかという事を考えただけでもネタや余興は絞られていきます。目標を絞ってネタや余興を考えましょう。
ただし、その目標もぜんぜん的外れにならない様に、必ず事前にネタ見せを行って人の意見を聞くようにしましょう。自己満足に走るようでは大惨事を引き起こすことになりかねません。また、内輪ネタすぎるものも周りをシラケさせてしまいますので注意して下さい。
力量にあったネタを必ず仕込む
「これをやったら面白いんじゃないか?」「この会にはこんなネタが盛り上がるんじゃないか?」と宴会の余興やネタのサイトを見ながら考えている方がいるとは思いますが、まずは自分にできるのか?できないのか?を見極める事が重要です。
歌が下手なのに結婚式で感動する歌は歌えませんよね?ネタもそうです。恥ずかしがりながら、照れながらネタや余興をやられても、みている側が気恥ずかしくなり見るに堪えません。やってみたいネタや余興があったら、まずは一度自らやってみて、それから他人に見せて客観的な意見を聞いてみてください。
TPOは大事!状況に応じて飲み会ネタは変える
ネタや余興がウケないことの一つに、それを行うあなたが“TPO(時、所、場合)”にあったネタや余興を行えていない事に問題があります。
例えば、結婚式でいきなり下ネタ全開のネタをしたり、若い世代が集まる宴会で往年のネタを披露したところで何のことか解りませんし、その逆もまた然りです。
- 昼間の宴会なのか夜の宴会なのか?
- 貸し切りなのか他のお客様もいる所なのか?
- 女性が多いのか男性が多いのか?
この3つを考えただけでもどんな余興やネタがふさわしいのか自ずと答えが出てくるでしょう。宴会でなくとも、社会人であればTPOに合わせて行動するように心がけましょう。
飲み会ネタの最中でも視野は広めに持っておく
あまりにも余興やネタに集中しすぎて周りが見えなくなっている時があります。全然誰も聞いていないのに最後までやりきろうとしたり、もう飽きているのに余興を続けようとしたりしてしまい、会場がすっかりシラケてしまっている事があります。
こんな時は素早く終わらせる様にしましょう。プロの芸人ではないのですから、やりきらなくても大丈夫。やめたいときにはやめればいいのです。
ここで重要なことはキチンと謝る事です。一番やってはいけない事は、何の前触れまなくグダグダのまま終わらせては絶対にいけません。
謝り方としては潔く大きな声でハッキリと、練習不足でした。申し訳ありませんでした。と謝りましょう。この失敗もネタとして使える要素になります。
鉄板ネタだけだと物足りないケースも
余興やネタを披露している時に盛り上がりに欠ける事があります。だんだんと会場が盛り下がっていく中で終始延々とそのネタを行わなければなりません。
一旦盛り下がった会場を温めなおしていくのは至難の業です。このような事態を回避する為に、ネタをあと一つか二つは用意しておくと良いでしょう。できるのであればこういった事態を想定したネタが良いでしょう。
例えば歌の余興であれば、だんだんと盛り下がっていくときには、参加者も巻き込んで歌ったり踊ったりするのも良いでしょう。とにかく“飽きさせない工夫”が必要なのです。
盛り上がらないネタでもあなたはやり通す覚悟がありますか?
最後に大切な事はあなた自身です。初めにも述べた通り、ウケないネタはありません。あなたにやり通す自信や覚悟が必要なのです。プロの芸人ではないのですからウケないのは当たり前。それよりも私のネタで楽しんでもらおう。失敗してもいいからこんな余興で会場を盛り上げようという気持ちが大切なのです。
鉄板ネタというのは、そういう気持ちの人がやるから面白く鉄板ネタなのです。「頼まれごとだし、なんか恥ずかしいけどやってみようかな」ぐらいの気持ちの人がやれば、どんなに鉄板ネタでもそれは盛り上がらないネタとなってしまします。失敗や経験を繰り返して、その人その人の鉄板ネタが完成するのです。
いかかでしょうか?
飲み会のネタは全部ウケます。誰がやるか?どんな状況なのか?これだけでも鉄板ネタにも盛り上がらないネタにもなります。ネタや余興をする人がそれぞれに合ったネタを見つけて、みんなが楽しめる宴会に盛り上げていきましょう。