学生時代の飲み会だと、「類は友を呼ぶ」ではありませんが、同好の士が集まってのおしゃべりが中心の集まり、イコール飲み会というパターンで、先輩がいても気兼ねなく飲んで楽しめる宴会だったことでしょう。しかし、社会人になると、そうはいきません。
明るい性格で誰とでも気軽に付き合える、という社交的な面が強い方や、飲み会ならどこへでもついて行く、というお酒好きの方などはさておき、お酒が弱い、どうも会社の飲み会が苦手だ、という方が昨今は多いようです。そこで飲み会の楽しみ方、苦手意識の克服の仕方などを、統計結果などを参考にしながらまとめてみました。
目次
苦手な飲み会はネガティブ? ポジティブ?
ライフスタイルを研究している大手会社の最近の統計によれば、会社の飲み会が苦手というような飲み会をネガティブイメージとして捉えている世代は、男女とも20代が最高の16%前後で、年齢が上がるにつれてネガティブな割合が下がっていました。
20代はやっぱり飲み会が苦痛なネガティブ
他方、会社の飲み会をポジティブに捉えている割合は、20代で男女ともネガティブの割合とほぼ同じ16%前後でした。飲み会ポジティブ派は、男性の場合年齢が上がっても16%前後でしたが、女性の場合は、最低の20代だと約11%ですが、年齢アップに比例して上がっており、60代の場合は14%強となっていました。
ネガティブ、ポジティブの両方のイメージが6割超の飲み会
統計結果からは、やはり若い世代が飲み会をネガティブなイメージでとらえていることが分かりました。しかし、ネガティブ、ポジティブの両方のイメージでとらえている割合が全世代で6~7割あることを考えると、飲み会へのイメージには、かなり個人差があることが分かります。
飲み会への苦手意識を克服するには
飲み会をネガティブイメージとして捉えている理由には、苦手だからという理由も含まれています。なぜ苦手なのかは個々で違うのでしょうが、ポジティブイメージとして捉えている回答や両方のイメージを持つと答えた人の具体例に、飲み会への苦手意識克服の答えが含まれているのではないでしょうか。
飲み会を苦手と思わないようにする対策とは?
つまり、飲み会が好きな理由を身に付ければ、苦手意識がなくなる、薄れると考えられます。ポジティブなイメージは、社内でのコミュニケーションの場の延長として捉えることがあります。普段、会話できないような部署のスタッフとの会話などができることをポジティブイメージとしているのです。
ふだん食べられない料理やお酒を楽しめる場が飲み会
次いで独身者や女性に多かったのが、ふだん食べられない料理や飲み物を少しずつでも味わうことができる、という理由でした。確かに家では調理に時間がかかったり、食材入手が難しい料理などを大人数で楽しめるのは飲み会ならではですよね。アルコールもしかりで、銘柄酒も無理せず飲めば楽しい場になります。
費用はすべて会社持ちの飲み会なら苦痛ではない?
さらに飲み会の費用が会社持ち、というのもポジティブイメージで、参加しないのは損とも思えるような豪華な宴会を催す会社もあるようで、大きな魅力のようです。会社の飲み会は、同胞の集まりという意識から、結束力が高まることがポジティブイメージという回答が続きました。
コミュニケーション不足を補う飲み会
また、別の統計では、飲み会への出席回数が半年に1回という回答が5割以上という結果も出ています。かつてほど飲み会が身近でないということなのでしょうが、そんな飲み会をネガティブにに捉えて出席しないのは、コミュニケーションの機会をなくしているということで、もったいないのではないでしょうか。
会社の飲み会の苦手な理由を考えて対応
そう考えると飲み会が苦手なのは、イメージの問題で見方を変える、見る視点を変えることでポジティブにもネガティブにもなるわけです。両方のイメージがあるという回答が6~7割もあったことが好例です。飲み会に限ったことではないのでしょうが、苦手な理由を考えて対応していけば、飲み会も楽しくなるのです。
会社の飲み会の苦手な面を克服する方法
以下に箇条書きで苦手な面を克服する方法を記しました。
- お酒が飲めない、弱い→飲まない、少しにする
- 話題がない、会話が楽しくない→聞き役に回る、興味の幅を広げてみる
- 時間とお金がもったいない→上司や同僚とのめったにない機会と考え会話する
- 上司の説教を聞きたくない→席を移動します
会社の飲み会での苦手意識なくす努力を
会社の飲み会での苦手意識は、理由をよく考えて対応していけば、克服できるということなのです。楽しい時間にするのには、相当な努力が必要になるかもしれませんが。