飲み会マナーは難しくない

「飲み会でのマナー」と聞いて「えー、そんなのあるの?」と思った方、社会人失格です。というのは大げさとしても、学生時代、飲んで騒ぐだけの飲み会しか経験し...

「飲み会でのマナー」と聞いて「えー、そんなのあるの?」と思った方、社会人失格です。というのは大げさとしても、学生時代、飲んで騒ぐだけの飲み会しか経験していない方は、飲み会にマナーがあることを知ってびっくりしてしまうかもしれません。

ただし「マナー」として大上段に構えられると、どんなマナーと考え込んでしまうだけで、実は学生時代に先輩から教わり、当然と思ってやっていた飲み会での作法が、実はマナーの一つだったりもするのです。そんな飲み会のマナー、細かい点などを含めて、マナーの対極にあるタブーとともに紹介しましたのでご参考ください。

会社の飲み会のマナーは一般常識と同じ

新入社員歓迎会で大失敗をしてしまった女性社員のあなた。飲み会のマナーがなっていない、学生時代の延長のようで無作法だ、と指摘されたからです。反省してみたものの、何が悪かったのかさっぱり分かりません。そんな方に飲み会のマナーを説明します。

お酒に関する作法などが飲み会マナーの中心

まず、飲み会にはどんなマナーがあるのか箇条書きにしてみます。次いで、それぞれを説明するとともに、関連あるタブーについても補足的に説明してみます。

  1. ビールの注ぎ方(お酒の酌の仕方)
  2. 飲めなくてもグラスに口はつける
  3. 飲めない人に無理強いしない
  4. 座る場所(特に座敷の場合)
  5. 遅刻はしない
  6. その他の各シーンでの気遣い

ビールの注ぎ方(お酒の酌の仕方)

まず、乾杯などで最初に飲まれるビールについて。注ぐ時はラベルが上になるようにして右手で瓶を持ち、左手を添えます。体温で瓶が温かくなってしまわないよう注意します。緩やかに注いで勢いをつけ、泡がでてきたら再び緩く注ぎます。受け手も両手でグラスを持ちます。傾けるよりもまっすぐにしたほうがこぼれにくくなります。

乾杯時のグラスは目上の人のグラスより下げて掲げる

なお、乾杯の際にグラスを上げ過ぎないように。目上の人が上げるグラスよりは下になる程度にしておくのがマナーです。

酌はラベルを上にしてボトルを持つのがマナー

続いてワインやシャンパンの注ぎ方です。ラベルが上になるようにボトルを持つのはビールと同じです。両手で持って構いません。注ぐ量はグラスの三分の一ほどにします。受け手はグラスを持たずにテーブルに置いておきます。注がれたら、細長い脚の部分を持って少し回すように揺らして、色と香りを確かめます。

注がれたワイン等のチェックもマナーの一つ

茶色や緑色に変色していたり、濁りが治まらない場合は傷んでいるかもしれませんので要注意です。鼻を近づけて口が臭くないかチェックします。見て嗅いだ後に口に含みます。よく言われるように舌の上全体で転がす感じです。転がすのは、空気と触れさせるためです。問題なければ続けて飲みます。

盃を手に持って酌を受けるのが日本酒のマナー

日本酒の場合は、注ぐ時に盃を持ってもらいます。テーブルに置いておくのはタブーです。相手の前から注ぐようにし、脇からの場合は右からです。注ぐ際は、右手で徳利の胴部分を持ち、正面を上にします。左手は人差し指と中指を徳利の底に添える感じです。

盃などに注ぐ量を調整するのもマナーの範囲

盃に徳利の口が付かないようにして、最初と最後は細く(ゆっくり)注ぎ、中ほどは量を多めにします。間違ってもこぼさないように。注がれた盃のお酒は、香りを楽しみつつ、まず少し飲むのがマナーです。飲み干すのは催促と受け取られるので、少量残しておきます。

これ以上要らない、のサインもマナーで確認

お酒の場合は、酌をしてくれる人に、これ以上飲めない、飲まないという暗黙の合図を盃でできます。少量残していると注がれてしまうので、注がれそうになったら盃の上に手を出しかぶせるようにすれば「もう結構」になります。また、盃を満杯にしたり、逆さにしておくのも、もう飲みません、の意味です。

注ぐ際に何を飲むかの尋ねるのもマナー

なお、注ぐ際に「ビールでいいですか」「ワインで構いませんか」と確認してから瓶なり徳利なりを傾けるようにするのもマナーです。

飲めないひとのマナー、飲めなくてもグラスには口をつける

「飲めなくてもグラスには口をつける」というのもマナーの一つ。乾杯で注がれたビールなどには、飲めなくても口を付けます。注ぎに来てくれた相手には、「下戸なもので」とか「不調法ですみません、飲めないもので」と断ります。次の「飲めない人に無理強いしない」という注ぎ手のマナーにもつながるもの大事なことです。

会社の飲み会、座る場所にもマナーがある

座る場所にも注意が必要です。特に会場が座敷の場合、上座となる奥に役職者や上司に座ってもらうようにします。入り口付近の下座から危険人物が入ってきても目上の人たちが襲われないように、という古いしきたりによります。もちろんテーブル席でもこのマナーは適用されますが、あまり手前に固まって座ると奥に行く人たちが行きにくいので配慮しましょう。

遅刻はマナー違反、各シーンでの気遣いも忘れずに

社会通念上の常識でもある「遅刻しない」も、もちろん飲み会での立派なマナーです。遅れそうな時は連絡を入れます。その他、泥酔や悪酔いして絡まないといった行為や、会場を見渡して足りないグラスや盃、箸などがないかをチェックするといった各シーンでの気遣いもマナーといえましょう。

以上、紹介したように、飲み会のマナーとして気を付けなければならないのは、アルコール類の注ぎ方、受け方がメインになるのは当然かもしれません。その他の事項は社会常識の範囲で対応可能でしょう。ともあれ、宴会や飲み会のマナーを守って楽しい酒席をお過ごしください。