飲み会でのキス、キスした本人は酔っているので、あっけらかんとしてるでしょうが、された相手は困惑するに違いありません。特に男性の場合、アルコールが入ることで理性が薄れ、相手が素敵に見えるという変化、さらには酒席という非日常感も手伝って、ついキスしてしまう、という心理が背景にあるようです。 キスほどではないにしろ、ハグをはじめ他者との接触の仕方が欧米的になってきている日本ですが、公衆の面前でのキスは酔っているという理由でも、まだまだ許容範囲は狭いものでしょう。ついキスしてしまったという時の対応や相手への応対の仕方などを説明しました。

飲み会でのキスは

職場の飲み会は、仕事の延長感覚が半分、プライベートが半分というスタンスで始まり、徐々にプライベート面が増加、酔って理性がなくなる直前は、9割がプライベート、という線引きでしょう。残る1割の半分が職場、もう半分がキスすることを考えている「酔っ払い」という状態です。そんな時、好意を寄せている相手にキスしてしまうのです。飲み会でキスして（されて）しまった時は、どうすればいいのでしょう。

酔ってもキスする相手は選んでいるのが不思議

飲み会で酔っぱらってキスする時は、相手を選ばず誰にでもキスをする、というわけではないのが愉快なところ。宴たけなわという時間帯、酔った勢いを理由に日ごろから気になっている相手に近づきます。優しい態度で話しかけ、和やかなムードを演出しつつ、サッとキスするのです。ただし、キス魔は別でしょうが。

キスされる相手も好意がある

つまり、キスする相手に対して好意や恋愛感情を持っていて、酔っているのに、または酔ったふりをして、半ば確信犯的に狙った相手に近づいていって油断させて、あるいはいきなりキスするのです。こうした行為、実は相手も無防備な状態でキスされたわけではなく、少なからず好意を持っていることが多いようです。

飲み会で色気を感じたり、可愛いと思ってキス

飲み会でキスする男性の理由で一番多いのが、相手に色気を感じて、とか、単純に可愛く見えて、というパターンです。色気を感じてのキスは、かなり酔っぱらって相手に近づいた時、または女性がすぐ近くにいて「色っぽいなぁ、キスしたい」という心理です。恋愛感情も多少あって本能に近い行動といえます。

酔っていて判断力が鈍っていてキス

酔っているせいで理性が薄れるため「今キスしてもいいのか、どうか」という判断力が鈍る、あるいはまったく無くなるのです。キスする相手が、いつもの見慣れた同僚女性から突然、素敵で可愛い女性に見えるのです。女性も飲み会ということで着飾っていたり化粧を変えていたりすれば尚更です。

「可愛くて」とのキスはわずかに理性がある

次に多いのが「可愛い子だな、軽くキス」という例です。「可愛いくて」という時のキスは両手で抱擁するように相手の体をさわっている場合もあります。酔っぱらってはいるものの、わずかに理性があり「無性にキスしたくなって」という感じです。こうしたキスには恋愛感情はほとんどなく、しいていえば父性感情でしょう。

「寂しくてキス」は母親のイメージを求めて

酔ってネガティブな感情が出ると「寂しいのでキスした」という例もあります。こちらは、誰かにそばにいてほしくて、という延長線上の行為で、母性を求めていることも。酔うとなぜか悲しくなり、泣いてしまう人もいます。女性になぐさめられて安心してキスしてしまうのです。こちらは母親の抱擁のイメージといえます。

やっぱりいるキス魔は誰とでも

酔って陽気になり、誰彼となく捕まえておしゃべりを始め、ふとした拍子にハグしてキスする男性もいます。キスされた相手の反応を楽しんでいて本人は笑っています。このタイプは誰とでもキスする、いわゆるキス魔です。始末に悪いのは、素面に戻るとキスしたことを覚えていないことで、悪かったとは少しも思っていないのです。

酔っているふりをして本気でキス

最後の例は、キスする相手が好きだからキスした、というパターン。酒席で大胆になって本気でキスしてしまうのです。ふだんから相手に好意を持っているのに、伝え方が上手でなく、飲み会とアルコールの勢いを借りて思いのたけを伝えるようにキスしてしまうのです。一途な性格といえましょう。

キスした直後か出勤してから謝るのが礼儀

職場の飲み会でキスしてしまった、というシチュエーションから、キスした人物の背景にある心理などをまとめてみました。よくある光景かもしれませんが、相手がしらふの時は、相手の感情はどうあれ、すぐに謝るのが正しい対処法です。酔っているからといって何をしても大丈夫、というわけではないのです。 ともあれ、キスには相手がいますので理性が残っていれば、その場で謝るのが大人の常識です。また、職場の飲み会なら、翌出勤日に謝るのが礼儀です。けれども、飲み会のキスで恋愛に発展したという例もないわけではないのが実情。中には酔ったふりをして目当ての相手にキスする人もいるので、キスされる側は要注意です。