【2024年最新】「寸志」の意味って??正しい「寸志」の渡し方&書き方まとめ!!

今回は歓迎会などで新人に渡す「寸志」について解説したいと思います。 若いビジネスパーソンからするとあまり馴染みのない「寸志」ですが歓迎会や送別会などのマナーとして金一封を「寸志」として包み、気持ちを表すことが必要となるこ […]

今回は歓迎会などで新人に渡す「寸志」について解説したいと思います。

若いビジネスパーソンからするとあまり馴染みのない「寸志」ですが歓迎会や送別会などのマナーとして金一封を「寸志」として包み、気持ちを表すことが必要となることもあります。今回はこの「寸志」の意味や金額、封筒などの書き方について解説していきたいと思います。

「寸志」の意味って??

「寸志」とは「心ばかりの贈り物」という意味があります。自分からの贈り物をへりくだって表現する言葉であり、歓迎会や送別会を行ってもらった事への感謝の気持ちという意味が込められています。

現代の日本では「寸志」の文化がない会社もありますが、昔からある風習として覚えておいて損はありません。言葉を間違えてしまうと相手に対して失礼なものになりかねません、寸志や謝儀を用意する場合は間違いのないようにしましょう。

また、歓迎会以外の場面でも入社したばかりの新人へのボーナス代わりに「寸志」が支払われることがあります。ボーナスとの違いは特にはなく、いずれも臨時収入を意味するものであり、規定する法律もありませんが金額としては「寸志」の方が「ボーナス」よりも少ない場合が多いようです。

また、「寸志」と似た言葉としては「謝儀」「御礼」「ご挨拶」「松の葉」という言葉があり、特に目上の方に渡す際に使われます。「寸志」という言葉に限定せず、贈り物をする際にはシーンや相手の立場に合った言葉を選びましょう。

寸志を渡すタイミング・金額って?

歓迎会を開く側は当然ですが会費が必要になり、後から幹事に支払いますが、主賓である新人は支払うことはありません。この場合、歓迎される主賓は「寸志」という形で会費を支払う場合もあります。

しかし、現在では「寸志」を用意する習慣も薄れてきていますので、新人の歓迎会では「寸志」を渡す場面も少なく、また年配の方が異動する際の歓迎会・送別会でも、主賓が「寸志」を出すかどうかは会社の雰囲気にもよります。

「寸志」を包むのかどうかはとても分かりにくいので用意する場合は、歓迎会の幹事か同じ立場の新人に用意するかどうかを聞いてみましょう。また、包む金額の相場は「5,000円」~「10,000円」ほどです。会費と同額程度に包めば問題ありませんん。それよるも多めに包んでも構いませんが、高額な寸志を用意する必要はないので「会費と同程度の金額」と把握しておきましょう。

寸志の渡す際に気を付けるべきマナー!

寸志は不要とするケースも多いのですが、感謝の気持ちを表すものなので、渡す際には幹事へ渡すのがマナーです。また寸志を包む際には、ご祝儀に利用する機会が多い花結びの「のし袋」や寸志専用の袋を使用するのが一般的です。しかし、最近ではこれらのマナーが堅苦しいということで仕事で使われることの多い白い封筒を利用するケースも増えているようです。

また、通常であれば寸志は現金で渡すことになりますが、場合によっては現金だと周りの負担になる可能性もあります。事前に寸志を用意する必要があるかどうか確認する際には、現金で良いかどうかも確認しておきましょう。現金がNGだった場合には、ビジネスシーンで利用可能な文房具、もしくはお菓子などを渡すと良いでしょう。

寸志の表書きを書くときのポイント

寸志を渡す際、封筒やのし袋の表書きは「濃墨の筆」または筆ペンを使って書きましょう。「薄墨の筆」はお葬式などの弔事で用いるものであり、感謝の気持ちである寸志には使いませんので墨の濃さには気を付けましょう。

さらに、もう1つ大事なポイントは自分の立場によって「寸志」「御礼」「謹呈」「薄謝」と言葉を使い分ける事です。「寸志」は目上から目下に渡す際に使うことがマナーとなっている言葉であり、自分が目下の立場にある場合には「御礼」「謹呈」「薄謝」などの言葉を選ぶのが正しい使い方です。

表書きの単語に関しては相手と自分の関係で変わってくる為、社会人として使う言葉は知識として持っておきましょう。

まとめ

以上、寸志の書き方と注意点について解説いたしました。いかがでしたでしょうか。「寸志」は最近では見慣れなくなりましたが、古くから続く会社ではいまだにある場合が多く、知っているのと知らないのでは大きな差になってしまいます。

若手のビジネスパーソンではこういった習わしは、馴染みがなく、慣れるまでにとても面倒に感じますが、感謝の気持ちを伝えるという意味でも仕事や人間関係を円滑にすると思いますので、ぜひ参考にされて下さい。周りの若手ビジネスパーソンより一歩リードするためにもこういった慣習を知ることは大切ですよ!