ちゃんこ鍋と寄せ鍋と水炊きの違い – グルメプラスナビ

ちゃんこ鍋と寄せ鍋と水炊きの違い

日本には数多くの種類の鍋物がありそれぞれの鍋物には味の特徴があります。その中には似たような種類の鍋物もあり、ちゃんこ鍋と寄せ鍋と水炊きは混同されること...

日本には数多くの種類の鍋物がありそれぞれの鍋物には味の特徴があります。その中には似たような種類の鍋物もあり、ちゃんこ鍋と寄せ鍋と水炊きは混同されることもあります。ここでは、これらの3種類の鍋物の違いについて、詳しくご紹介します。

相撲部屋で作られているちゃんこ鍋

ちゃんこ鍋のちゃんことは、相撲の世界で使われていた言葉です。相撲界では力士が食べる食事のことをちゃんこと呼んでいて、鍋物のちゃんこのことを特にちゃんこ鍋と呼んでいました。ちゃんこ鍋を相撲部屋の中で作っているのは、料理当番になっている力士です。相撲部屋では番付の下位の人が料理を作る当番を担当していることが多いです。複数の人が順番に交代でちゃんこ鍋を作ります。

相撲部屋でちゃんこ鍋を作ることが一般的になったのは明治時代になってからです。それより以前の時代からも相撲部屋はありましたが、相撲取りの食事は別々に出されていました。ちゃんこ鍋が作られるようになったのは、人気のある関取が所属する相撲部屋に入門希望者が多く現れたためです。一人一人の力士に料理を配ることができなくなったため、全員で一緒に食べることができるちゃんこ鍋が作られるようになりました。

相撲を引退した力士が料理当番の時の経験を生かして、ちゃんこ鍋のお店を開店することもあります。バランス良く栄養がとれる鍋物です。

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スープに味をつけて煮る寄せ鍋

寄せ鍋の特徴は、さまざまな種類の具材を一緒に煮込んで作ることです。入れてはいけない具材の種類も特別な決まりはないので、どのような具材を使用して作ることもできます。寄せ鍋の材料として使われることが多いのは、魚介系の素材です。野菜が一緒に使われることも多く、野菜と魚などを一緒に煮込むことにより、それぞれの旨味をスープの中に加えることができます。

出汁を作る時に各種のダシを使用することも寄せ鍋の特徴です。寄せ鍋に使われることが多いのは、昆布やカツオブシなどのダシです。貝を使ってダシをとることもあります。どのようなダシを使ってスープを作るかによって、できあがる寄せ鍋の味も大きく変わります。

 

寄せ鍋はスープに味をつけるのが一般的な作り方で、使われることが多いのは醤油や味噌などの調味料です。塩だけを入れてスープを作ることもあります。甘味をスープに加えたい場合にはお酒などが使われます。肉を具に使用した寄せ鍋も増えていて、肉と魚を一緒に楽しめる寄せ鍋もあります。ちゃんこ鍋とよせ鍋の違いは使用する出汁で、寄せ鍋は魚介類を使用しますがちゃんこ鍋は鶏肉を使います。

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鶏肉を水で煮込む水炊き

水炊きはちゃんこ鍋や寄せ鍋とは異なった特徴を持っている料理です。水炊きと他の2つの料理の違いは、水炊きは水の状態から具材を煮込んで作ることです。使用する具材にも違いがあり、水炊きで使われることが多いのは鶏肉です。豚肉や牛肉などの肉はほとんど使われていません。鶏肉と一緒に使われることが多いのは野菜です。

水炊きと寄せ鍋はスープの味にも違いがあり、水炊きは寄せ鍋のようにスープにあまり味をつけません。基本的には鶏肉や野菜から出た旨味でスープの味つけをします。そのために寄せ鍋よりも鶏肉に他の調味料の味がついていないので、ポン酢醬油などをつけて食べるのが一般的です。

作り方が地方によって異なるのも水炊きと寄せ鍋の違いで、水炊きには博多風の作り方と関西風の作り方があります。博多風の水炊きの特徴は、水の段階から具材を鍋に入れて煮込むことです。関西風の水炊きは昆布をお湯で煮込んでから具材を入れます。使用する具材にも違いがあり、博多風の水炊きはキャベツを多く使用します。

水炊きはちゃんこ鍋や寄せ鍋と似ていますが、これらの料理とは作り方が違います。水炊きは水の状態から具材を煮込むのが他の料理との違いです。スープに醬油などの調味料で味をつけないことも、水炊きと寄せ鍋・ちゃんこ鍋の違いです。

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